コミュニケーションには方向があり、
受け手とされる人をスタート地点として考えます。
ほとんどの職場やチームでは、業務報告にせよ、
下から上へ、部下から上司へ、
という方向が圧倒的に多いのでないかと思います。
ただ話し、聞くだけでなく、
伝えようとすることは双方が誤解なく知覚し、
共有するには、次の二つの条件が欠かせません。
・情報は双方が知覚できる形になっているか
(発する側の言葉や文字など)
・受け手の期待を心得ているか
(受け手は動機づけられているか)
それゆえ、チームにおいては日頃から共通言語を増やしておくことがポイントになります。
例えば、目的、目標、成果の正確な意味をメンバー全員が共有しているでしょうか。
また、人材育成を通じて互いの強みや
動機づけ要因を把握しておくことも、
コミュニケーションの土壌を醸成する有用な機会となります。