思いやりの心

京都の老舗旅館の話です。 季節は冬です・・・

宿泊手続きの際、 「あとで、ちょっと京の街を散策して きます」と、中居さんに告げてました。 そして、部屋でひと休憩した後、 散策するために玄関で靴を履こう として、驚いた出来事です。 なんと、靴が温められているのです。宿泊者に、底冷えのする京の街を少しでも温かい状態で散策していただきたいという、旅館の心遣いです。

もしかすると、それはサービスレベルであったかもしれません。しかし、なんというレベルの高さでしょう。 日本人のもつ細やかな「思いやり」が見事に実践されており、感激する話です。同時に、同じ日本人の誇りを覚えずにはいられません。ホスピタリティーは、日本人の原点といえる「思いやり」の心です。

人との関係のなかで、よりよい人生を楽しむために、 これをもう一度見つめ直すいい話です。

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