朝一番、出社したら電話が入る。
話を伺うと、何か困ってあるようなお掃除の依頼でした。
とにかく、見積もり時間を約束して、前原まですぐ飛んで行きました。
とても優しそうなお母様が出て来られ、息子のために、四国の松山から
片づけに来られたようです。
転勤になり、母親に引っ越しの準備を頼んだようで、
来られて部屋の状態があまりにも酷く、
一人ではどうしようもないと思ったみたいです。
たまたま、電話帳があり、掃除会社の当社に電話されたのです。
私もその現場を見てびっくりしました。
息子さんも急な転勤であったようですが、
この状態で母親に任せて転勤して行くなんて親不幸な息子です・・・
3日後に持ち主に返さないといけないらしく、
お母さん一人で片付けるのは無理・・・
断るのは可愛いそうと思い、引き受けました。
しかし、仕事の予定はいっぱい入っておりどうしようかと・・・
どうにか女性スタッフを確保して、自分も一緒に片づけに入りました。
半日で、引っ越しの準備ができ、
部屋の中は何とか片付きました。
そして、後日、退去清掃に入りキレイになりひと安心。
無事に引っ越しにも間に合い、持ち主にも返されました。
息子さんは独身で30歳後半、
お母さんは70歳とおっしゃっていました。
この年齢になっても、子供は子供なのです。
私も母がしてくれることを、当たり前と思っていましたが
今回の件で、親の思う気持ちを大事にしなくてはいけないと
改めて思う出来事でした。